今日はピアノという楽器に思う大事なことを率直に書いていきたいと思います。
まず、趣味であれなんであれ
上手になりたいと思って習っている生徒さんたち
基本的に毎日鍵盤に触りましょう。
たとえ、10分でも5分でも。(5分はないかなw
ある時期が来たら、絶対練習が楽しくなるから
その時期が訪れるまで気長に見守ろうという考えの保護者の方がいますが
じつはそんなこと、ないです。
ピアノの蓋を開ける、楽譜をひろげる、練習を始める
これ、習いたての頃からのトレーニングの一つなんです。
毎日弾く子は毎日言われないでも
ピアノの蓋を開け、練習をする事が当たり前のルーティンになっています。そして、それが習慣なのでその子にとっては苦でもなんでもないんです。
ただ1日さぼると、
その作業がちょっとだけ苦になります。
2日さぼると、さらに腰が重くなり
3日、4日経つと忘れ始める
5日も経ったら
さすがにヤバイ。レッスンが近づいてアタフタし、やっつけ練習に入ります。
その日はめちゃくちゃ弾きますが
それを毎週繰り返していても当然技術は安易に身につきません。
私も小学生の頃たまにサボろうとした日があり
母に今日は弾かないの?ピアノは毎日弾かなきゃだめよ、とチクチク小言を言われ嫌々蓋を開けたのを覚えています(そのままピアノの前で、或いは弾きながら舟を漕いでしまうことさえありましたが!笑)
先日かの有名なイチローさんのインタビューをみていて、
ぐっと刺さった言葉がありました。
今日やりたくないけど
自分なりにがんばった。それを繰り返すことが大事だと思う、と。
気分が乗らないから
その日は「休み」はなし。←厳しいようですがプロを目指すような方たちは本当これですね
…ですが、
人間ですからその日の体調がよくなかったりメンタルが落ち込んでいたり時間がとれないなど様々なコンディションがあるでしょう。
それだったら、出来が100%の50%であっても
今出せる力の100%を出せば良いのだという考え方。
それくらい、
日々出来るだけ努力してコツコツ積み上げることの大切さは
野球だけでなくピアノという楽器にも共通していると思います。